人生を壊すスマホ依存【僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた】
こんにちは。タツローです。
今回は、著者アダム・オルター(Adam Alter)の「僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた」を読んで、考えたことについて、書いていきたいと思います。
僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた - Bing images
今、電車に乗ると、9割以上の人が、スマホをつついています。ただすることがないからゲームをしたり、インターネット・SNSサーフィンをしたり、、誰もが、スマホをつつくのが当たり前になっています。
しかし、その背景には、多くの人がスマホに支配され、分かっていてもやめられない状態であると考えます。有名な話ですが、アップルの創業者のスティーブ・ジョブスは、子供たちに対して、iPhoneやiPadなどの使用を厳しくされていました。つまり、開発者は、スマホの脅威を、制作時から理解していたのです。
本書では、多くの実験をもとに、スマホ依存について書かれています。
以前も紹介したスマホ脳と内容は似ていますので、良ければその記事もご覧ください。
本書の内容
簡単に説明していきます。まず、スマホは、ある種のドラッグである、と本書では述べられます。つまり、ドラッグが人を中毒にさせるように、スマホも人にとって、かなり中毒性の高いものであります。触るつもりがなくても触ってしまう。それは一種の依存であるのです。
そのようになってしまうのは、開発者が、ユーザーに依存させるようにデザインしているからです。インスタグラムで言えば、検索欄のところにおすすめがかなりたくさん出てきます。この欄は、何度も更新することができます。ユーザーは、ある程度写真を見終えると、次の更新で何かもっと良い情報・写真が出てくるのではないか、という心理になり、更新する、というループを無限に繰り返してしまいます。また、ティンダーでは、次のスワイプでもっと良い人がいるのではないか、という心理になり、スワイプをやめられなくなるそうです。そのように無限に続けてしまうのは、開発者が、その心理を把握し、無限ループになるようデザインしているからです。つまり、なるべくして依存しているのです。
では、その依存を解決するための、具体策も書かれています。例えば、スマホを手の届かないところに置く。これだけでかなりの効果があるそうです。すぐにスマホを取れる位置においてしまうと、脳の一部がスマホの存在によって占有され、集中力にかけてしまいます。
このように現代の依存症の一つであるスマホ依存は、かなり脅威です。これを世間はもっと深刻に受け止め、対策をすべきであります。
私のスマホ依存~スマホによって一週間が6日に!~
この本を読んで、実際にiPhoneのスクリーンタイムを見てみました。ここ一週間の一日の平均使用時間は、約3時間でした。これは、一週間にすると、21時間で約一日。つまり、1週間が、スマホのせいで6日になっているのです。
しかも、そのスマホの多くは、目的もなくつついていることが多いです。勉強中でも、スマホの通知に気付き、返信をしていると、気付けばSNSを開いていたり、ネットをしていたりすることが多々あります。このように、かなり時間の使い方がルーズで、無駄にしているなと考えました。それ以降、勉強するときは、電源をオフにし簡単に取れないリュックのポケットの中に入れています。
また、スマホではなくてもできることは、できるだけスマホ以外のものでやるようにしました。例えば、ネット検索では、スマホではなく、パソコンを使います。スマホでは簡単にインスタグラムなど開くことができますが、パソコンはスマホ以上に時間がかかります。実際にそうしてみて、勉強の集中力が増し、スマホをつつきたいと思うこともかなり減りました。
このように私自身においても、スマホによって、時間がかなり無くなるとともに、それ以外の時間の密度にも影響を及ぼしていることが分かりました。簡単な対策によって、改善できるので、スマホとの付き合い方には、アラートにしていきます。
考えたこと~依存の解決に必要なこと~
依存症を解決するのに、ただそれをやめようと思っても難しいことが多いです。なぜなら、依存していたものがなくなると、それを埋めるための何かが必要だからです。悪い例を挙げますと、ドラッグの依存者が、そのドラッグを断っても、他のドラッグで埋め合わせをすることで、別のドラッグに依存してしまう、ということが多々あります。したがって、依存を解決するには、依存してしまう原因を明確にしなければいけません。
スマホを例に考えてみます。例えば、インスタグラムで「いいね」の数が気になってしまう人がいるとします。その人が、「いいね」の数が気になってしまうのは、実世界で、周りの友人とうまくいっている実感がなかったり、承認欲求が強かったりすることが原因かもしれません。したがって、インスタグラムのフォローワーの反応を過剰に気にしないために、コミュニケーション能力だったり、自分を大切にする能力を養うことが必要です。
このように、恒常的に依存物から離れるためには、依存してしまう原因を明確にし、その原因にあった解決法を考える必要があります。
まとめ
簡単ではありましたが、スマホ依存について書かれた本を読んで、内省したこと、考えたことについて書きました。スマホは、思っている以上に、私たちの日常に影響を及ぼします。だからこそ、まずそのスマホの脅威を理解することが大切です。
理想とする自分に近づくために、スマホに邪魔されないよう、自分を律していきます。
AIが発展していくこの時代に何が必要?【AI VS 教科書が読めない子どもたち】
こんにちは。タツローです。
今回は、新井紀子さんの著書「AI VS 教科書が読めない子どもたち」を読んで考えたことを書いていきます。
ai vs教科書が読めない子どもたち - Bing images
AIの世界では、学者が二つの立場に分かれています。一つは、AIが人間の能力を超える、という立場です。もう一つは、AIは人間の能力を超えることができないという立場です。
本書は、後者の立場の本です。
簡単な本書のまとめ
AIは人間の能力を超えることはできない。なぜなら、自分で柔軟に思考することができないから。しかし、近年の子供たちの読解力などを考慮すると、AIにできないことが、子供たちもできていない。さらに、暗記や計算力では、人間はAIに勝ち目はないため、AIに負けてしまう。結果として、人間が得意な点でAIに勝ることができないため、失業者が多数出る時代が訪れる恐れがある。
AIは人間の能力を超えることができないのか
そもそもAIは、数学の上に成り立っています。つまり、AIは計算のみをして動いています。そのため、人間が見つけた数学の範囲内でしか、動くことができません。音声解析や画像解析は、数学によって可能です。そのため、画像から何かを見つけること、例えばface-IDだったり、人間の声に応答するsiriのようなものも開発することだったりできました。しかし、人間が頭で思考することは、数学によって表現することができていません。そのため、AI自身が思考することはできないのです。したがって、AIの中に組み込まれていないものに遭遇したとき、AIは何もすることができないのです。一方、人間は、初めてのことにも柔軟に対応することができます。つまり、思考することができないAIは、柔軟な思考のできる人間に勝つことはできないはずなのです。
近年の子供たち
著者の新井さんが中心となって、子供たちが文章を本当に読めているのかという調査をされました。その結果として、多くの人が、文章を読むことができていないことが分かりました。そのせいで、教科書を読んでも、本当に理解することができません。その結果、学力が低下してしまう、ということが分かりました。つまり、ただ勉強をしていないのではなく、そもそも教科書を読むことができていないため、勉強していたとしても身につかない、ということです。
教科書が読めない、つまり読解力がないということは、正しく思考することができません。そのような子供たちが増えてきています。
AIに勝てない?
極端な例ですが、翻訳を考え
てみます。「私は、友だちとアメリカに行く」という分を英訳しなさい、というと簡単にできます。I go to America with my friends.
しかし、AIつまりコンピュータにやらせてみると、
I go to America and friends. となってしまうこともあるのです。AIにとって、先ほどの例文と、「私は、カナダとアメリカに行く」の文章の違いを理解することは、非常に難しいのです。つまり、人間にとっては簡単なことでも、AIにとっては、難しいのです。
簡単な例を紹介しましたが、実際に本の文章などはもっと複雑です。複雑になった際に、人間も文章を読めなくなると、読解力においてAIとの差異がなくなります。また、AIは、莫大な量を記憶でき、ものすごい早さで複雑な計算もすることができます。その点において、人間が勝つことは不可能です。したがって、人間が優位な点で勝つことができなければ、人間よりも圧倒的な記憶力・計算力を持つAIに勝つことができなくなってしまいます。結果として、AIに仕事を取られてしまいます。
人間特有の能力を磨くべき
今後さらにAIが発達していく中で生き残るためには、人間にしかできない能力を磨く以外にありません。それは、思考力です。AIには思考力がありません。それは、数学によって表現できないからです。では、人間特有の思考力を磨くとはどういうことなのでしょうか。例えば、数学においては、なぜその公式を使えるのか、ということです。公式に当てはめ
て計算することはとても簡単ですが、それは、AIの仕事です。AIに公式に数値を当てはめさせるのは人間の仕事です。その際に、なぜその公式なのかを理解していないと、大変なことになってしまいます。このように、普段の勉強から、しっかり考えながらやることでAIにできない能力を伸ばすことができ、AIがいる中でも生きていくことができるようになると考えます。
まとめ
このように、今後さらにAIが発展してくる中で生き残っていくためには、AIにできず人間にできる能力を伸ばしていかなければいけません。そこで「思考力」は、大きな武器になります。ただただやるのではなく、日頃からいろんなことを考え、考える力を伸ばしていきます。
超エリート山口真由さんのとてつもない努力や考え【いいエリート、悪いエリート】
いいエリート、わるいエリート
こんにちは。タツローです。
久々の更新となってしまいました。
山口真由さんの著書「いいエリート、わるいエリート」という本を読んだので、考えたこと・感じたことを書いています。
いいエリート、悪いエリート 山口真由 - Bing images
山口真由さんのことをご存知の方は多いと思います。少し説明しますと、東大法学部を主席で卒業され、財務省を経て、アメリカに留学され、今はニューヨークで弁護士をされている方です。
東大主席卒業と聞くと、才能の持ち主だ、天才だ、と考える方が多いかもしれません。しかし、本書を読むと、イメージ通りの天才ではなく、並々でない努力をされている方だと分かります。
簡単な本書の紹介
簡単に本書を紹介していきたいと思います。
本書では、勉強のやり方について、東大生・官僚・弁護士の仕事について書かれています。
筆者は、子供から学生時代、とにかく勉強されていました。具体的には、大学時代は、祖母との会話の10分、各食事の20分、シャワーの時間を除いて、睡眠時間もある程度削って、勉強し続けたそうです。筆者は、本書で何度も言われますが、才能があったわけではなく、誰よりも努力をして、東大に入り首席で卒業した、とおっしゃっています。
そんな勉強に関して、ものすごい成績を修められている筆者だからこその不安もありました。他の人に負けられない、勉強以外何もない、など様々なプレッシャーもあったそうです。
財務省に入省されると、これまでにない扱われ方をされました。全く無意味な作業をやらされたり、理不尽な上司の扱い、夜中3時までの仕事が続くなど、とてもハードな日々を送られていました。そんな中でどのように過ごし、何を考えていたのかが書かれています。
さらに、留学をした意図やエリートとしての日本に対する考えも書かれています。
率直な感想
本書を読んで、勉強はやっぱりやるべきだなと考えました。なぜなら、秀でた才能がない私にとって、勉強によって得られるものが、人生を豊かにしてくれ、高いステージへと導いてくれると信じることができたからです。
少し前まで、なぜ勉強をやるのか、興味のないことを勉強して何の意味になるのか、と思考する時間が続きました。いろんな勉強に関わる本や記事を読みましたが、納得のいくものがありませんでした。例えば、抽象的に後から役に立つ、と言われても、その分野に行かない限り役に立たないのではないか、と思ってしまいます。しかし、本書を読んで、小学校から大学で学ぶことが直接的に生きることは稀ですが、勉強を通して得た精神的な部分や経験、勉強の成績が、後の人生を豊かにしてくれると、山口さんの経験を持って、信じることができるようになりました。だから、勉強の力を信じ、辛いこといやなことも多いと思いますが、やっていきたいと思います。
本書を読んで考えた部分
優しさは、実は優しくないことも
本の中で、「優しさ」について書かれていました。優しい人というとポジティブな印象を持つ傾向がありますが、必ずしもそうではありません。例えば、新人が、仕事のミスをしたとします。新人なので仕事に不慣れなのは、当然です。そこで、上司が、ミスを直すとします。周囲の人は優しい上司だな、という印象を持ち、好印象を持たれます。一方、新人は、自分のミスを自分でカバーできません。つまり、成長がないということです。また、上司の優しさによって、周囲に、仕事のできない人、という認識を持たれてしまいます。したがって、新人に優しくした行為により、上司のみにメリットがあり、新人には、マイナスな面ばかりになってしまうのです。
優しさとは、一見相手にとっても良いものと考えがちですが、必ずしもそうではないと学びました。自分の善意により、被害を受けることもあることを頭においておきます。
うまくいかないときの行動が、人生を左右する
人生は、うまくいかない時期があります。むしろ、うまくいかないことばかりかもしれません。そのような時期って、続けてきたことを継続するって難しいかもしれません。逃げたくなったり、だらけたりしたくなります。しかし、本書では、人生は、波のように、良いことや、わるいことが常にやってきます。だからこそ、わるいことが続く時期は、そのような時期だと認識し、良い時期を辛抱強く待つことが大切です。所属している部活でも、監督が、調子が良い時に頑張るのは簡単だが、調子が悪い時に、継続したりがんばれるかどうか、とよくおっしゃいます。うまくいかない時期に耐えることで、その先に明るい未来があるということです。
最後に
本書を読んで、本当のエリートと呼ばれる人は、とてつもない努力を当たり前のようにしていることを、改めて実感できました。そして、エリートが感じることや気持ちは、普通の人と変わりません。同じ人間なのです。つらい時期、うまくいかない時期は、そのような人にだってあります。そのような時期でも、普段の努力を続けることができるかどうかが、後の人生で大きな差になると考えました。私自身も、調子の良し悪しに関わらず、努力して、成長していきます。
超エリート山口真由さんのとてつもない努力や考え【いいエリート、悪いエリート】
いいエリート、わるいエリート
こんにちは。タツローです。
久々の更新となってしまいました。
山口真由さんの著書「いいエリート、わるいエリート」という本を読んだので、考えたこと・感じたことを書いています。
いいエリート、悪いエリート 山口真由 - Bing images
山口真由さんのことをご存知の方は多いと思います。少し説明しますと、東大法学部を主席で卒業され、財務省を経て、アメリカに留学され、今はニューヨークで弁護士をされている方です。
東大主席卒業と聞くと、才能の持ち主だ、天才だ、と考える方が多いかもしれません。しかし、本書を読むと、イメージ通りの天才ではなく、並々でない努力をされている方だと分かります。
簡単な本書の紹介
簡単に本書を紹介していきたいと思います。
本書では、勉強のやり方について、東大生・官僚・弁護士の仕事について書かれています。
筆者は、子供から学生時代、とにかく勉強されていました。具体的には、大学時代は、祖母との会話の10分、各食事の20分、シャワーの時間を除いて、睡眠時間もある程度削って、勉強し続けたそうです。筆者は、本書で何度も言われますが、才能があったわけではなく、誰よりも努力をして、東大に入り首席で卒業した、とおっしゃっています。
そんな勉強に関して、ものすごい成績を修められている筆者だからこその不安もありました。他の人に負けられない、勉強以外何もない、など様々なプレッシャーもあったそうです。
財務省に入省されると、これまでにない扱われ方をされました。全く無意味な作業をやらされたり、理不尽な上司の扱い、夜中3時までの仕事が続くなど、とてもハードな日々を送られていました。そんな中でどのように過ごし、何を考えていたのかが書かれています。
さらに、留学をした意図やエリートとしての日本に対する考えも書かれています。
率直な感想
本書を読んで、勉強はやっぱりやるべきだなと考えました。なぜなら、秀でた才能がない私にとって、勉強によって得られるものが、人生を豊かにしてくれ、高いステージへと導いてくれると信じることができたからです。
少し前まで、なぜ勉強をやるのか、興味のないことを勉強して何の意味になるのか、と思考する時間が続きました。いろんな勉強に関わる本や記事を読みましたが、納得のいくものがありませんでした。例えば、抽象的に後から役に立つ、と言われても、その分野に行かない限り役に立たないのではないか、と思ってしまいます。しかし、本書を読んで、小学校から大学で学ぶことが直接的に生きることは稀ですが、勉強を通して得た精神的な部分や経験、勉強の成績が、後の人生を豊かにしてくれると、山口さんの経験を持って、信じることができるようになりました。だから、勉強の力を信じ、辛いこといやなことも多いと思いますが、やっていきたいと思います。
本書を読んで考えた部分
優しさは、実は優しくないことも
本の中で、「優しさ」について書かれていました。優しい人というとポジティブな印象を持つ傾向がありますが、必ずしもそうではありません。例えば、新人が、仕事のミスをしたとします。新人なので仕事に不慣れなのは、当然です。そこで、上司が、ミスを直すとします。周囲の人は優しい上司だな、という印象を持ち、好印象を持たれます。一方、新人は、自分のミスを自分でカバーできません。つまり、成長がないということです。また、上司の優しさによって、周囲に、仕事のできない人、という認識を持たれてしまいます。したがって、新人に優しくした行為により、上司のみにメリットがあり、新人には、マイナスな面ばかりになってしまうのです。
優しさとは、一見相手にとっても良いものと考えがちですが、必ずしもそうではないと学びました。自分の善意により、被害を受けることもあることを頭においておきます。
うまくいかないときの行動が、人生を左右する
人生は、うまくいかない時期があります。むしろ、うまくいかないことばかりかもしれません。そのような時期って、続けてきたことを継続するって難しいかもしれません。逃げたくなったり、だらけたりしたくなります。しかし、本書では、人生は、波のように、良いことや、わるいことが常にやってきます。だからこそ、わるいことが続く時期は、そのような時期だと認識し、良い時期を辛抱強く待つことが大切です。所属している部活でも、監督が、調子が良い時に頑張るのは簡単だが、調子が悪い時に、継続したりがんばれるかどうか、とよくおっしゃいます。うまくいかない時期に耐えることで、その先に明るい未来があるということです。
最後に
本書を読んで、本当のエリートと呼ばれる人は、とてつもない努力を当たり前のようにしていることを、改めて実感できました。そして、エリートが感じることや気持ちは、普通の人と変わりません。同じ人間なのです。つらい時期、うまくいかない時期は、そのような人にだってあります。そのような時期でも、普段の努力を続けることができるかどうかが、後の人生で大きな差になると考えました。私自身も、調子の良し悪しに関わらず、努力して、成長していきます。
20代の今を大事にしよう!【思い悩む20代へ】
こんにちは。タツローです。
久々の更新となりました。
今回は、Tedにも出られたメグ・ジェイさんの「人生は20代で決まる」という本を紹介していきたいと思います。
この本は、著者の20代の時について書いたわけではなく、仕事を通して感じた20代ですべきことを、20代の人に向けて書いた本です。
20歳の今読んで非常によかったと思えます。
自分の人生をより良くするために、今そして今後どのように過ごしたらよいか考えるきっかけになりました。
では、本の内容に入りましょう!
30・40代に後回しにしてはならない
20代でできることを後回しにしてはいけません。
人生において大きなことは、結婚すること、正社員になって働くこと、経済的な安定を手に入れること、などしなければならないことがたくさんあります。
たしかに結婚などはしたくても簡単にできることではありません。
しかし、そのような人生の岐路となるような事柄を30・40代に後回しにしても何も状況は変わりません。
この後紹介しますが、最後の成長チャンスの20代のうちに、最善のことを尽くすべきです。
30・40代へと後回しにしても、余裕がなくなり、莫大なプレッシャーにさらされながらになってしまいます。
時間の有限さに気付くこと
まだまだ人生はこれからだ、と思うかもしれませんが、ライフプランを考えると、20代にそれほどの余裕はありません。
妊娠について
今社会では、晩婚化が進行し、30代後半・40代に出産という話も多いです。
しかし、成功例が明るみに出ているだけで、実際は、妊娠に向いた20代後半に比べ、かなり難しい話です。
実際に多くの人が、高齢出産をするつもりでいましたが、不妊治療がうまくいかず、妊娠をあきらめることになっているそうです。
また、不妊治療にも、何百万、数千万とかかることも多々あるそう。
そう考えると、早い時期から考えるに越したことはありません。
人生をよりよくしてくれる人とは?
人生をよりよくしてくれる人は、長い親交のある高校や大学の友人でしょうか。それとも、ほとんどか関わりのない同僚などでしょうか。
本書では、後者であると言われています。
ある実験によると、転職する際に助けになった人は、友人や家族ではなく、ほとんど会わない人だったそうです。
確かに、親交の長い友人と一緒にいることは、居心地が良いです。しかし、ほどほどにして、自分の価値を高める選択をするべきだと思いました。
またその選択により、様々な人と接する機会が生まれます。結果として、コミュニケーションスキルが磨かれたり、新たな人脈などにもつながります。
結婚のために
よく価値観の違いで別れた、という話を聞きます。
実際に私もそれが原因の一つで振られました。
しかし、本書では相手の価値観やパーソナリティを理解しようと努め、相手について知ることが重要だとありました。
長い時間一緒にいると、必ず異なる価値観があることに気付きます。全く同じ価値観の人はいないと言ってよいでしょう。
だからこそ、結婚し、幸せな結婚生活を送るために、常に相手を理解しようと努めることが重要です。
脳の成長のラストスパート
本書で、「20代は大いなるリスクと偉大なるチャンスの時」と記されています。
脳の成長のラストスパートであると言われています。それは、新しいことを素早く学べるチャンスであり、飛躍的に成長するチャンスであるということです。
20代での自分が、今後の30代以降の自分です。
多くのことにチャレンジして、学ぶ機会を得れれば、30代以降も多くのことを学ぶことができます
そんな中、辛いこともたくさんあるでしょう。
死にたくなるような恐怖、悲しみも必ず経験します。
しかし、それは生きているからこそ経験することで、永遠に続くものではありません。
そのような困難な状況こそ、多くの学びを得ることができるチャンスです。
最後に
心に残った一節を紹介します。
「ぼくがどうしてもわからないのは、そして少し悲しく思うのは、なぜ自分は多くの時間を無駄にしてきたのかということ。思い出にも値しないことに多くの時間を費やし、友だちと遊んできた。何のために?20代は楽しく過ごせたけど、八年も必要だったんだろうか。MRI検査を受けながら、パーティーやコーヒーショップで友人とたむろしていた五年間を、息子といっしょにいられる五年間と交換したようなものだなと感じたよ。どうしてだれも、きみは人生を無駄にしているぞと、教えてくれなかったんだろう?」(P285)
これを読んで、ものすごく時間の価値を考えさせられました。
あえてここでは言いませんが、何か感じる方もいるのではないでしょうか、、
まとめ
いかがでしたが。
非常に簡単な説明でしたが、20代を無駄にせず、自分の価値を高めろ、ということを学んだ本でした。
自分の人生をより豊かにするために、20代の今を大事にしていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
体育会の男子大学生が最近考えること【大学生の悩み・葛藤】
みなさん、こんにちは。
タツローです。
久々の更新です。
最近考えること、悩みなどを赤裸々につづりたいと思います。
まず、自分に対する不安や情けなさについてです。
今、部活と勉強ばかりの生活を送っています。
勉強と言っても、理系の学部であり、日々物理や数学のレポートに追われています。理系は大変、とよく耳にしていましたが、他の学部の学生と話していてよく思います。
勉強についてですが、私は高校の時、数学が得意で国語が苦手、という理由だけで理系を選び、工学部に進学しました。
しかし、今思うのは、将来エンジニアや研究者になりたい、という気持ちがあるのかと問われれば、答えは「いいえ」です。
そこでなんのために勉強しているのかな、こんなに勉強に時間を費やして、将来につながるのかな、と葛藤しています。
でも、勉強はできるように楽しくなってきたり、興味を持ってくることも多々ありました。だから、どの講義もとりあえずやってみよう、と思っています。
そう思うことによって、勉強に前向きになれるわけではないですが、何か感じたり、変化があるはずと思っています。
また、ここで情けなさも感じています。
大学に進学できることとは、社会的に見ても、非常に恵まれています。林修先生も、勉強は贅沢なんだから、やりたくないならやめなさい、とおっしゃっています。
親にも、高額な授業料に加え、一人暮らしの生活費など、非常に負担をかけています。その中でも、このような自分の現状に対して、情けなさや、自己嫌悪に陥ってしまいます。
サッカーについても、似たような悩みです。
同期が、カテゴリーが上がり、高いレベルでやっている中、自分は、以前と同じカテゴリーです。
自分は成長しているのか。
これまでやってきたことは意味があるのか。
サッカーをわざわざ大学でやる意味があるのか。
最近、非常によく考えます。
この4年間のサッカーがどう生きるのか。わざわざ体育会に所属してやる価値は何なのか。
でも、サッカーをやっている時間は楽しいし、サッカーのための生活も楽しいです。
でも、楽しいからずっとやる、という考えをしていて良い年なのか。
と、多くのことで悩み、落ち込んだり、また頑張ろうと思ったり、、の繰り返しです。
本当に自分について悩む時間が多いです。
でも、やるからには全力でやります。
ドラゴン桜で桜木先生が言われたことですが、自分の人生は、紛れもなく自分の選択で出来上がっています。
これを非常に意識するようになりました。
悩みながらでも、全力でやることで何かきっかけや学び、成長があると信じています。
この大学生活があったから今がある、と思えるようにやっていきます。
だらだらと最近考えることについて書かせていただきました。
体育会の男子大学生が最近考えること【大学生の悩み・葛藤】
みなさん、こんにちは。
タツローです。
久々の更新です。
最近考えること、悩みなどを赤裸々につづりたいと思います。
まず、自分に対する不安や情けなさについてです。
今、部活と勉強ばかりの生活を送っています。
勉強と言っても、理系の学部であり、日々物理や数学のレポートに追われています。理系は大変、とよく耳にしていましたが、他の学部の学生と話していてよく思います。
勉強についてですが、私は高校の時、数学が得意で国語が苦手、という理由だけで理系を選び、工学部に進学しました。
しかし、今思うのは、将来エンジニアや研究者になりたい、という気持ちがあるのかと問われれば、答えは「いいえ」です。
そこでなんのために勉強しているのかな、こんなに勉強に時間を費やして、将来につながるのかな、と葛藤しています。
でも、勉強はできるように楽しくなってきたり、興味を持ってくることも多々ありました。だから、どの講義もとりあえずやってみよう、と思っています。
そう思うことによって、勉強に前向きになれるわけではないですが、何か感じたり、変化があるはずと思っています。
また、ここで情けなさも感じています。
大学に進学できることとは、社会的に見ても、非常に恵まれています。林修先生も、勉強は贅沢なんだから、やりたくないならやめなさい、とおっしゃっています。
親にも、高額な授業料に加え、一人暮らしの生活費など、非常に負担をかけています。その中でも、このような自分の現状に対して、情けなさや、自己嫌悪に陥ってしまいます。
サッカーについても、似たような悩みです。
同期が、カテゴリーが上がり、高いレベルでやっている中、自分は、以前と同じカテゴリーです。
自分は成長しているのか。
これまでやってきたことは意味があるのか。
サッカーをわざわざ大学でやる意味があるのか。
最近、非常によく考えます。
この4年間のサッカーがどう生きるのか。わざわざ体育会に所属してやる価値は何なのか。
でも、サッカーをやっている時間は楽しいし、サッカーのための生活も楽しいです。
でも、楽しいからずっとやる、という考えをしていて良い年なのか。
と、多くのことで悩み、落ち込んだり、また頑張ろうと思ったり、、の繰り返しです。
本当に自分について悩む時間が多いです。
でも、やるからには全力でやります。
ドラゴン桜で桜木先生が言われたことですが、自分の人生は、紛れもなく自分の選択で出来上がっています。
これを非常に意識するようになりました。
悩みながらでも、全力でやることで何かきっかけや学び、成長があると信じています。
この大学生活があったから今がある、と思えるようにやっていきます。
だらだらと最近考えることについて書かせていただきました。