大学生タツローの日常

こんにちは。どこにでもいるような大学生。これまで経験してきた、サッカー、恋愛、浪人生活などで感じたことや辛いこと、乗り越えた方法、後悔等を伝えていきます。今、悩んだり前に進めない学生の方や若い方、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

人生を壊すスマホ依存【僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた】

 

こんにちは。タツローです。

 

今回は、著者アダム・オルター(Adam Alter)の「僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた」を読んで、考えたことについて、書いていきたいと思います。

 

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僕らはそれに抵抗できない「依存症ビジネス」のつくられかた - Bing images

 

 

 今、電車に乗ると、9割以上の人が、スマホをつついています。ただすることがないからゲームをしたり、インターネット・SNSサーフィンをしたり、、誰もが、スマホをつつくのが当たり前になっています。

 

 しかし、その背景には、多くの人がスマホに支配され、分かっていてもやめられない状態であると考えます。有名な話ですが、アップルの創業者のスティーブ・ジョブスは、子供たちに対して、iPhoneiPadなどの使用を厳しくされていました。つまり、開発者は、スマホの脅威を、制作時から理解していたのです。

 

 本書では、多くの実験をもとに、スマホ依存について書かれています。

 

 以前も紹介したスマホ脳と内容は似ていますので、良ければその記事もご覧ください。

tatsuro-life.hatenablog.com

 

 

本書の内容

 簡単に説明していきます。まず、スマホは、ある種のドラッグである、と本書では述べられます。つまり、ドラッグが人を中毒にさせるように、スマホも人にとって、かなり中毒性の高いものであります。触るつもりがなくても触ってしまう。それは一種の依存であるのです。

 

 そのようになってしまうのは、開発者が、ユーザーに依存させるようにデザインしているからです。インスタグラムで言えば、検索欄のところにおすすめがかなりたくさん出てきます。この欄は、何度も更新することができます。ユーザーは、ある程度写真を見終えると、次の更新で何かもっと良い情報・写真が出てくるのではないか、という心理になり、更新する、というループを無限に繰り返してしまいます。また、ティンダーでは、次のスワイプでもっと良い人がいるのではないか、という心理になり、スワイプをやめられなくなるそうです。そのように無限に続けてしまうのは、開発者が、その心理を把握し、無限ループになるようデザインしているからです。つまり、なるべくして依存しているのです。

 

 では、その依存を解決するための、具体策も書かれています。例えば、スマホを手の届かないところに置く。これだけでかなりの効果があるそうです。すぐにスマホを取れる位置においてしまうと、脳の一部がスマホの存在によって占有され、集中力にかけてしまいます。

 

 このように現代の依存症の一つであるスマホ依存は、かなり脅威です。これを世間はもっと深刻に受け止め、対策をすべきであります。

 

 

私のスマホ依存~スマホによって一週間が6日に!~

 この本を読んで、実際にiPhoneのスクリーンタイムを見てみました。ここ一週間の一日の平均使用時間は、約3時間でした。これは、一週間にすると、21時間で約一日。つまり、1週間が、スマホのせいで6日になっているのです。

 

 しかも、そのスマホの多くは、目的もなくつついていることが多いです。勉強中でも、スマホの通知に気付き、返信をしていると、気付けばSNSを開いていたり、ネットをしていたりすることが多々あります。このように、かなり時間の使い方がルーズで、無駄にしているなと考えました。それ以降、勉強するときは、電源をオフにし簡単に取れないリュックのポケットの中に入れています。

 

 また、スマホではなくてもできることは、できるだけスマホ以外のものでやるようにしました。例えば、ネット検索では、スマホではなく、パソコンを使います。スマホでは簡単にインスタグラムなど開くことができますが、パソコンはスマホ以上に時間がかかります。実際にそうしてみて、勉強の集中力が増し、スマホをつつきたいと思うこともかなり減りました。

 

 このように私自身においても、スマホによって、時間がかなり無くなるとともに、それ以外の時間の密度にも影響を及ぼしていることが分かりました。簡単な対策によって、改善できるので、スマホとの付き合い方には、アラートにしていきます。

 

 

考えたこと~依存の解決に必要なこと~

 依存症を解決するのに、ただそれをやめようと思っても難しいことが多いです。なぜなら、依存していたものがなくなると、それを埋めるための何かが必要だからです。悪い例を挙げますと、ドラッグの依存者が、そのドラッグを断っても、他のドラッグで埋め合わせをすることで、別のドラッグに依存してしまう、ということが多々あります。したがって、依存を解決するには、依存してしまう原因を明確にしなければいけません。

 

 スマホを例に考えてみます。例えば、インスタグラムで「いいね」の数が気になってしまう人がいるとします。その人が、「いいね」の数が気になってしまうのは、実世界で、周りの友人とうまくいっている実感がなかったり、承認欲求が強かったりすることが原因かもしれません。したがって、インスタグラムのフォローワーの反応を過剰に気にしないために、コミュニケーション能力だったり、自分を大切にする能力を養うことが必要です。

 

 このように、恒常的に依存物から離れるためには、依存してしまう原因を明確にし、その原因にあった解決法を考える必要があります。

 

 

まとめ

 簡単ではありましたが、スマホ依存について書かれた本を読んで、内省したこと、考えたことについて書きました。スマホは、思っている以上に、私たちの日常に影響を及ぼします。だからこそ、まずそのスマホの脅威を理解することが大切です。

 

 理想とする自分に近づくために、スマホに邪魔されないよう、自分を律していきます。