睡眠の素晴らしさ②~カフェインと睡眠の関係性と睡眠の重要性~【睡眠こそ最強の解決策である】
こんにちは。タツローです。
前回の記事に引き続き、睡眠について書いていきたいと思います。
カフェインの睡眠への影響
眠気が襲ってきたから、カフェインを摂取することもあると思います。私も受験生の時、よくカフェインを摂ろうと、コーヒーを飲んでいたものです。
カフェインには、眠気を誘う物質のアデノシンを、一時的に止めることができます。「一時的に」です。
イメージでは、川を思い浮かべてください。川に流れる水が、アデノシンだとします。そこに、カフェインという水の流れを止めることができる門があります。カフェインを摂取すると、その門が閉まり、水が止まります。
カフェインを摂取後30分後がピークに達し、そこから徐々に減っていきます。
つまり、時間が経つと、門が再度開いていき、溜まっていたアデノシンが一気に襲ってきます。
カフェインを摂っても、眠気は一時的になくなるだけで、時間が経てば、それ以上の睡魔が襲ってくるのです。
そうとはいっても、カフェインの半減期は5~7時間です。つまり、身体の中にあるカフェインの半分がなくなるのに5~7時間かかります。
夜眠る前に摂ってしまうと、アデノシンが少なく、なかなか眠ることができなくなってしまうので、注意が必要です。
できれば、午後にカフェインの摂取を控えるべきです。
睡眠の重要性
睡眠が“万能薬”と呼ばれる理由を見ていきましょう。
記憶力の向上
まず、睡眠により、記憶力が高まります。
記憶の力の回復を高める睡眠紡錘波が、睡眠中に出ます。睡眠紡錘波というのは、一時的に記憶をさせる海馬から、長期の記憶を保管する部位に移動を手助けします。
つまり、勉強や読書によって得た知識を、長期記憶にしてくれます。
眠ることで、成績が上がるということです。
できないことができるように
一晩寝たら、昨日までできなかったことができるようになる、という経験はありませんか。
たとえば、自転車に乗ることができず、倒れてしまう子供が、ある日突然乗れるようになります。
それは、睡眠中に、脳が運動スキル、つまり筋肉をどう使うか、を覚えるからです。
つまり、トレーニングは、トレーニングの時間のみならず、睡眠までもトレーニングの一環である、ということです。
寝る子は育つ!
さらに、健康面でも、外見の魅力度のUPにつながったり、余計な食欲がなくなったり、脂肪がつきにくくなったり、幸福度のUPにつながったりします。
“睡眠こそが万能薬”と言えますね。
本書では、8時間睡眠を継続的に取るべきとあります。
難しいかもしれませんが、睡眠時間を確保したうえで、日々の生活のスケジュール管理をするべきです。
また、睡眠時間と、睡眠のための時間の違いにも理解すべきです。
睡眠時間は、実際に眠った時間で、睡眠のための時間は、ベッドに入って起きるまでの時間です。
ベッドに入って、実際に眠るまでには時間がかかります。
その違いを考慮したうえで、睡眠のために時間を考えていかなくてはなりません。
いかがでしたか。
私も実際に本書を読んで、意識して寝るようにしました。
本当に日々の質が変わりました。
サッカーの際のコンディションももちろんですが、メンタル面の安定感が凄まじいです。
しっかりと睡眠を取って、充実した日々を送っていただきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。