スマホを離せない現代の必読書!【スマホ脳】
こんにちは。タツローです。
みなさん、スマホに依存した生活をされていないですか。
短い時間しかつついていないつもりでも、スクリーンタイムを見ると、3時間以上になっている方もいらっしゃるのではないかと思います。一週間で約1日分もスマホをつついていると思うとぎょっとするのではないしょうか。
そんな人の虜となるスマホについて書かれた、ベストセラーのスマホ脳。内容を見ていきましょう。
人間の脳はスマホに対応できていない
まず、生物は長い期間をかけて、生存しやすくなるよう進化してきました。例えば、シロクマ。もともとは、茶色の毛皮でした。北極では、アザラシなどほかの生物の餌食になり、生存することが難しい状況でした。しかし、突然変異により、白い毛皮を持った子が生まれました。それは、長い年月北極に生息しにくかったことが要因だと考えられているそうです。そして、氷と同じ色になったことで他の生物から身を守れ、生存することが容易になりました。
このように生物は長い期間をかけて、自分たちが生存しやすいように進化していきます。
人間も同様です。
人間の歴史を点1万個分として考えるとします。さきほど説明したように、人類も長い期間をかけて順応してきました。
スマホが誕生したのは、点1個分に過ぎません。つまり、人間の脳はまだスマホに順応していないのです。
スマホだけに限りません。人類は、進化して適応してきた環境と、現代の環境はかなりのミスマッチです。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブスは、子供にスマホやタブレットを与えていないそうです。これは、スマホを開発した人だからこそ、その脅威を知ってのことです。
開発者も警戒するように、スマホはそれだけ悪影響だということです。
では、何が悪影響なのでしょうか。
なぜスマホは悪影響なのか
まず、スマホを使うことでかなりのドーパミンが出ます。ドーパミンは快楽ホルモンで、依存に関わります。スマホを使うことでドーパミンが出ると分かると、脳はスマホを必要とします。そこからスマホの依存が始まり、手放せなくなります。
人間は、マルチタスクができない、という研究結果があります。できる、という方もいらっしゃるかもしれませんが、一つのことに集中する場合の効率に比べ、かなり劣ります。また、ある研究では、脳はタスクを切り替えるのに、時間が必要で、勉強中にスマホに数秒費やすだけで、元の勉強に脳が切り替えるのに何分もかかるそうです。それにより、記憶もできなくなったりしてしまいます。
また、スマホを別の部屋において人と会話をする場合と、机の上において人と会話をする場合、コミュニケーションの満足度にかなりの差がある、という結果もあります。スマホ一つ身に付けるだけでそれが気になり、コミュ二ケーションすら満足にできなくなってしまうのです。
つまり、それだけ集中力に悪影響を与えるのです。
解決法
では、どのように解決すべきなのでしょうか。
本書で挙げられているのが、運動です。
運動により、メンタルの安定、質の高い睡眠、集中力の向上が見込めます。
それは、人類は昔から狩りに励んできたからです。それにより、身体を常に動かす習慣が生まれ、それに合うように進化してきました。だから、運動が必要なのです。
そして、運動は激しいものでなくても、なんでも良いのです。散歩やランニング、ヨガ、筋トレなど、なんでも良いという研究結果があるそうです。
まとめ
このようにスマホのようなデジタル機器により、私たちの集中力がなくなったり、夜なかなか眠れなかったりしています。
そのようなことを解決するためにも、運動をして、睡眠を優先し、社会的な関係を上手に作ることが大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。